ありのままの自分でいたい

まだ23歳だというのに、薄毛がいきなり進行してしまい人と会うのも嫌だった時があります。
ヘアスタイルで何とかカバーしようとしたのですが、隠せば隠すほど薄毛が目立ってしまい、まったく不自然なヘアスタイルになってしまっていました。
漫才コンビにバーコードヘアをネタにしている人がいますが、あそこまでひどくなくても不自然さは同じだったと思います。
ところが、偶然というものは重なるもので、薄毛がひどくて人に会いたくない時に限って、大の親友が結婚をするというでありませんか。
そして、どうしても私に結婚式に出席してほしいというのです。
親友の頼みを断ることはできませんし、私だって親友の結婚式には出たいです。
そこで、かなりの費用を出してカツラを作りました。
これならどこに行っても恥ずかしくないというカツラを作り、それを使って結婚式に出席したのです。
ですが、結婚式に出席した私の気持ちは散々でした。
結婚式は感動的で素晴らしかったのですが、私はと言えばカツラがバレないかとビクビクものだったのです。
何かの拍子にカツラがずれるのではないか、それよりもう周りはカツラに気がついているかもしれない。
そう考えると、恥ずかしくて恥ずかしくて、その場にいたたまれなくなってしまったのです。
こんなことなら、最初にカツラだとカミングアウトしてしまえば良かったと考えたほどです。
親友の結婚式から帰ってきた時、自分の髪を取り戻したいと真剣に考えました。
以前から気になっていた育毛クリニックに行き、なんとか薄毛を改善することはできないかと相談したのです。
遺伝子検査と血液検査を終えて、ハッキリと男性型脱毛症AGAだということがわかりました。
薄々そうではないかと思っていたので、それほど驚きはありませんでした。
そして、育毛クリニックで処方してもらったのがプロペシアです。
噂には聞いていましたが、服用をするのはその時が初めてでした。
先生からいろいろレクチャーされたので、それほど心配はありませんでしたが、これで本当に育毛ができるのだろうかという不安はありました。
ですが、信じる者は救われるです。
もうあの結婚式の時のような思いだけはしたくありません。
最低6か月は服用を続けるようにと言われていたので、毎日コンスタントに服用できるように工夫もしました。
私はコンタクトレンズを使っていて、毎日朝コンタクトレンズを装着します。
そこで、コンタクトレンズの横にプロペシアを置くことでつけ忘れを防止したりしました。
最低6か月は経過を見るようにと言われていましたが、5か月目に頭頂部の地肌が少なくなってきたことに気がついた時には、声を大にして知り合いに伝えたくなったほどです。
その後、増えたり減ったりを繰り返しましたが、1年後にはもうヘアスタイルで悩むことはなくなりました。
上手いヘアスタイルを見つけることができたのも理由ですが、もっと大きな理由はずばり髪が増えたからです。
あの結婚式で散々な思いをしたからこそ、薄毛を改善することができたと、今ではあの結婚式に出て良かったと思っています。

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